庭のリフォーム・費用を抑える庭石と庭木のリユース施工例と考えかた
最近、お庭のリフォームをする際になるべく費用をかけずに今ある庭石や、庭木を処分するにはどうしたら良いのか、あるいは生かせないかというお問い合わせが多いと感じます。
既存の住宅を解体し、新しく家を建てる時、おしゃれな庭へのリフォームで、今ある庭石や庭木の扱いがまず悩みごとですね。
解体屋さんに庭石と植木を全て処分してもらうか、庭に再利用できるのかどうか判断に困る方は多いようです。
結論からお伝えしますと、庭のリフォームで理想の庭を造りたいという思いをかなえようとした時、今ある「庭石」や「庭木」を無理なく生かすことができれば処分代もかからず、新たに庭木など購入する必要もなくなり費用を最低限に済ませることができます。
多くの方が悩まれている、今ある庭石や庭木のリユース、処分の判断についての詳細を実際の施工事例を挙げてお伝えいたします。
目次
旗竿地での庭石の悩み例
庭石に関して言えば、昭和に建てられたお家のほとんどは三波石という大きめの川石が植栽の周りに据えられていて、お客様の理想のお庭とマッチしないため処分したいけど旗竿地だから処分できないとか費用が高くやむを得なく残す方も多いです。
旗竿地は、石や大きな庭木を移動や処分するための重機の乗り入れや、運び出しが困難なため費用が高くなるということです。
庭石のリユース例
M様邸・庭リフォーム施工例
倉地造園設計はまず石を見てこの石をどのように使えば良く見えるかを吟味し、上手く、その場に馴染ませる事ができます。
石にはいくつもの表情があり、一番良い場所に良い表情を持っていってあげるだけで劇的にお庭は変わります。
新規で材料を揃えると費用も上がってしまうため、お庭を前人より引き継がれた方はむしろ材料費が浮くのでラッキーと考えた方が良いかと思います。
中には良い石も悪い石もありますが、その良し悪しに関しては庭のプロに判断してもらった方が良いです。
石や植木は見る人によって価値が変わります。値段のついていない物だからこそ、その価値がわかるお庭の鑑定士に見てもらう事がお客様にとっては結果的にプラスになると思います。
S様邸・庭リフォーム施工例
伐採丸太再利用例・M様邸
木や石の多い場合は引き算で
木や石が多くてどうすれば良いかわからない方にはまず引き算をしてみます。
手間のかかる木は思い切って伐採し庭の中に再利用します。
木の引き算
引き算のコツとして、目隠しとなる常緑樹はなるべく残し、枝ぶりが良い木を優先的に残し、形の悪い木、玉作りの木、下手に切られた木は伐採し、そのあと何を足すか考えます。
石の引き算
石は用途ごとに残す石と処分する石を分けます。 植栽帯の土留めに使える石や表面が比較的平らな石(通路に使用)などは優先的に残して使い勝手の悪そうな石は最悪処分した方が良いです。
まとめ:今ある庭石や庭木を生かし費用を抑え理想の庭実現のために
結論からお伝えします。家をリノベーションする方や親戚から家を引き継いだ方、庭付きの土地を購入した方はまず、お庭のプロに見てもらい既存の資源である庭石や庭木に価値をつけてもらった方が結果的にお得になります。
庭の事は庭専門でやっている方にまず相談することです。外構専門業者さんや便利屋さんが自身の仕事のプロであればあるほど、庭の設計や、既存の庭資源に意見することは決してしないはずです。
庭造りのプロである倉地造園設計では常に目を肥やし、庭の材料の目利きとして常に勉強しております。
お客様の庭の今ある資源を生かし、生き返らせることで、居心地の良い癒される空間作りをお手伝いが出来、結果的にコスト削減につながる、理想のパターンを実現できます。
せっかくの今ある庭石や庭木に目をむけ、生かせるものは生かし、造りたい理想の庭にリフォームしませんか?
お問い合わせはお気軽に。⇒お問合せフォーム